私のアメリカにいる子ども指導のスペシャリストである師匠に
「子ども指導で一番難しい事は何ですか?」
と今まで聞いたことがるようで聞いてなかった質問を聞いてみました。
すると即座に答えてくれました。
「私は子ども達にスポーツの楽しさを教えることが一番難しい。」
私もよく子ども達にスポーツの楽しさを教えてると言っています。
でも師匠の答えはもっと深いものでした。
「子どもはたくさん遊ぶ。遊んでいる間はとても楽しそうにしている。
それを見て指導者は運動が好きだと勘違いしている。
私たち指導者は人生でスポーツを楽しませる事を考えなくてはならない。
スポーツ教室が日本で流行していると聞いたが、
先日日本に行った時に公園で遊んでいる子どもはほとんどいなかった。
公園にいるのにベビーカーに乗っている子どももいる。
私は全力で子どもに指導しているし、熨斗の指導も見せてもらうと
子ども達に全力で向き合っていてとても素晴らしい。
しかし、生徒がレッスン以外でどれだけ運動しているか
考えなくてはいけない。
スポーツ教室が流行しているということは
親もスポーツがとても大切だと認識しているということ。
でもスポーツしている大人は子どもよりも少ない。
それは日本はスポーツは楽しいものではなく辛いもの。
そして知らない間に大人もスポーツの楽しさを教えるよりも
スポーツとはこうあるべきだと思い始めている。
人生一生幸せでいるためには健康が大切だ。
スポーツが好きな子どもは一時の楽しさだけではなく
生涯スポーツを楽しめるように本当にスポーツを好きになってもらう。
そのような指導が必要であり、その指導が一番難しい。」
何を言ってるか英語だったので聞き取れなかった部分もあったのですが
(私を褒めてくれたことはしっかり聞き取れました=(^.^)=)
たくさんの事を教えてくれました。
確かに子ども達は運動好きなように見えますが
実際に外で遊んでいる子どもは少ないです。
私も子ども達がどうしたら本当の意味でスポーツを好きになってくれるか
しっかり考えて指導しなければならないと改めて思いました。
こういう師匠がいることにも感謝!
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